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Interview 03

「やってみよう」を大切に、
 チームで子どもたちの成長を支える。

「やってみよう」を大切に、
 チームで子どもたちの 
 成長を支える。

1年生学級担任

Profile

32年間の教員キャリアの中で、イギリス、韓国、イタリア、カタール、ケニアでの勤務経験を持つ。JINISではクラス担任を務めるとともに、英語リテラシーのコーディネーターも兼任している。

日々のこと・働く中でのやりがい

Daily Life at JINIS

英語を全く話せない状態で入学した生徒が、少しずつ英語で会話できるようになる。そのような成長の過程を見るたび、心が温かくなります。最近では、かつて「英語なんて大嫌い!」と叫んでいた生徒が、図書室で静かに英語の本を読んでいるのを見て、とても感動しました。

また、教室外での出来事も印象的なものばかりです。春の校外学習で訪れたお寺での時間や、ホタルを見に出かけた夜、満月を見上げた瞬間などは、子どもたちとの特別な思い出になっています。

自身の成長

Professional Growth

これまでの教員経験では、比較的自由に授業内容を構成することができました。しかし、JINISでは日本人の同僚とチームを組んで授業を進めるため、事前の計画や役割分担が不可欠だと感じています。例えば、日本人の同僚が「知識」や「内容」の部分を担う場合、私は「英語の語彙」に注力するといった形で工夫をしています。

このような“バイリンガル環境”で教育を行うのは初めてですが、実際に現場で携わることができて感謝しています。今後、生徒たちが日英両方の言語をしっかりと身につけ、次の進路へと進んでいく姿を見るのが楽しみです。

ボーディングスクールで暮らす・働くこと

Living and Working at a Boarding School

私たちは教員であると同時に、子どもたちにとって“親”のような存在でもあります。教科書の知識を超えて“人生に必要なスキル”を伝えられる点に、大きなやりがいを感じています。

また、JINISで働き始めてから、1日の生活サイクルがルーティン化されたように感じます。私の場合は、寮の当番が週に1回の夜間のみなので、それ以外の夜や週末は自分の時間を楽しむことができています。外で遊んだり、ゲームをしたりするのが好きなので、自由な時間を持てることも魅力の一つです。

オフタイムの過ごし方、大切にしていること

Life Outside the Classroom

JINIS周辺の静けさ、美しさ、穏やかさをとても気に入っています。近所を散歩したりランニングしたりすることが好きで、日課として楽しんでいます。また、地元の直売所に並ぶ旬の食材から、季節の移ろいを感じるのもささやかな楽しみの一つです。自然の中で暮らすことで、何気ない日々の中に感動や癒しを感じることができています。

国際教員へ向けて

To International Teachers

来日直後は、電話や銀行口座の開設、クレジットカードの取得など、生活に必要な手続きを進めるうえで、同僚や友人にとても助けられました。ある程度生活のルーティンや仕組みに慣れた今は、Google翻訳が欠かせないツールになっています。

これから日本に来る方には、「まずはやってみよう」という姿勢を大切にしてほしいです。ときには理由が分からず、疑問に思うことがあるかもしれません。しかし、まずは日本のやり方に身を委ねてみることで、自然となじんでいくはずです。

例えば、レストランでは「定食」を注文するのがベスト。ボリュームや栄養バランスがしっかり考えられており、組み合わせも間違いありません。

Message to
Future JINIS Members

JINISで活躍するためには、協働する力、同僚や生徒の気持ちをくみ取る力、忍耐力、そして人を支える姿勢がとても大切だと感じています。
私自身、応募前は英語が通じるのかと不安でしたが、今では日本語の理解を深めるため、毎日少しずつ学習を続けています。

Sharing the
Spirit of JINIS

JINISの魅力・好きな ところ

JINISの魅力は、何といっても自然豊かな美しいロケーション。そしてもう一つは、地域や自然とのつながりを活かして、生徒や私たち教員に学びの機会を与えてくれる同僚の存在です。

例えば、学内にある「JINISファーム」では、生徒が自分たちの手で野菜を植え、育て、収穫し、味わうといいう貴重な体験をすることができます。

また、生徒とは別のタイミングでホタル観賞に連れて行ってくれたり、地元の美しい庭園を紹介してくれたりと、地域とのつながりを私たち教員にも広げてくれています。

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